かんぴょうについて
干瓢って? 干瓢ができるまで 干瓢資料館 干瓢の新着情報

  干瓢の由来
栃木県の干瓢は全国的に有名で、主たる生産地は、上三川町・壬生町・石橋町・国分寺町等に及びます。現在より280年前、壬生藩主であった鳥居忠英公は、領内の産物の生産性の低劣に手を打つべく、また農業政策の重要性を痛感し、郡奉行松本茂右衛門に干瓢による振興策を命じました。
茂右衛門は江州(滋賀県)伊賀郡から干瓢の種子を取り寄せ、その種を黒川の流れの東西の名主に渡し、試作させました。
しかし、川西は不成功に終わり、川東の藤井村で名主篠原丈助が成功させました。
干瓢の生産は特に天候と地質の影響を大きく受けますが、長い間、天と地の試練と戦い、工夫改良を重ねて現在の栃木の干瓢が作り出されたのです。

干瓢つくりの風景

  干瓢の栄養素
栄養的にカルシウム、カリウム、リン、鉄が多く含まれています。
また、現代の食生活に不足しがちな食物繊維を多く含む低カロリー食品として注目されています。便秘がちな方、妊産婦、お年寄りにも最適な食品です。

食物繊維量の比較 日本食品食物繊維成分表
品 名 総食物繊維(g/100g)
干 瓢 30.1
ごぼう 8.5
ブロッコリー 4.8
ほうれん草 3.5
春菊 3.2

食物繊維量の比較グラフ
日本食品食物繊維成分表より

野菜類のミネラル量の比較(100g) 単位(mg)  日本栄養士会編
品 名 カルシウム リ ン カリウム
干 瓢 250 140 2.9 1,800
ごぼう 49 60 0.8 330
ブロッコリー 49 120 1.9 530
ほうれん草 55 60 3.7 740
春菊 90 47 1.9 610

カルシウム比較グラフ 鉄分比較グラフ
五訂日本食品標準成分表及び日本無機質成分表より

干瓢標準成分表(100g)  日本栄養士会編
カロリー 261 リン 140
蛋白質 7.1 2.9
脂 質 0.2 カリウム 1800
糖 質 37.8 ビタミン B・2 0.04
ナトリウム 3 ナイアシン 2.7
食物繊維 30.1 E効果 0.2
カルシウム (漂白) 250 水 分 19.8
(無漂白) 375 灰 分 5.0

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